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打ちのめされた類家心平「RS5pb」 [Jazz]

IMG_3403.jpg正直いって、類家心平というトランペッターのアルバムを初めて聴いた。1976年生まれの43歳。決して若くはない。すでにプロのミュージシャンとして十数年の活動歴があり、かつてジャムバンドurbに属し、2009年には初リーダーアルバムも出している。
彼は、高校卒業後、自衛隊に入隊し、音楽隊として6年間勤務したという異質な経歴の持ち主でもある。
本作を聴いた後、過去のリーダーアルバムを3枚ほど聴いてみた。いずれも本作のタイトルにもなっているES5pbというギターを加えたクインテットのオリジナルメンバーの演奏だが、2011年のSector bは完全にアコースティックな演奏だったのに対し、次第にエレクトリックな要素が増してきている。
本作ではオープニングのCivetでいきなり打ちのめされた。ビートの利いたリズムに乗ってエフェクターを用いたトランペットを吹きまくる。田中“tak”拓也のファズの利いたギターがそれに続く。ローリングストーンズのカバー曲Lady Janeもミュートを用いたアコースティックのバラード演奏がなかなかいいが、とにかく最初のCivetで打ちのめされたまま、最後まで聴かせてしまうという構図だ。
たいした奴だと思う。

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