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韓国映画「最後のプレゼント」とテレビドラマ「白い春」の酷似性 [Korea]

たまたまツタヤで見つけた2008年韓国公開の映画「最後のプレゼント(마지막선물)」(キム・ヨンジュン監督)のDVDを見たら、ストーリー展開そのものには異同があるものの、諸設定が昨春フジテレビ系列で放送された阿部寛主演のドラマ「白い春」とあまりに酷似していたので、以下詳述する。
類似点
・主人公が愛する恋人との幸せな生活を選ぶため、所属しているヤクザ組織から足を洗いたいと申し出たところ、殺人を条件にされる。
・そして、殺人の報酬として金をもらう約束をするが、実際にはその金が恋人の手に渡らなかった。
・殺人を犯した主人公は逮捕され重罪に処せられる。
・恋人は主人公の子どもを身ごもっており、主人公が収監後出産する。
・主人公の恋人に思いを寄せる別の男が、主人公の収監後恋人に近づくが、出産後恋人は他界する。
・その後、その男が実の娘としてその子を育てる。
・主人公はそれと知らずに小学生になった実の娘に出会うことになる。
・実の父と育ての父との心理的葛藤が描かれる。
・娘は主人公を実の父と知ることになる。
・実の父と育ての父が和解する。
・父(韓国映画では両方の父、「白い春」では最初は実の父のはずだったが、実際は育ての父)と娘が海に行く。
・主人公は昔の因縁から殺されることになる。
・死んだ主人公は恋人の墓の近くに眠ることになる。
相違点
・韓国映画では娘は重い肝臓病で生体肝移植を待っている。そして主人公は、娘への「最後のプレゼント」として自身の肝臓を残す。しかし、「白い春」でも終盤に大橋のぞみ扮する娘が病気で入院・手術する。手術費の工面で苦労するのも同じ。
・韓国映画では実の父と育ての父は高校時代の親友だった。「白い春」では赤の他人。
・「白い春」では、主人公の恋人が重い病気で、それを助けるために主人公は金と引き替えに殺人を犯すのだが、韓国映画ではそうした設定はない。
よくありそうな話ではあるが、あまりに類似点が多すぎるし、相違点もディテールで違っているだけで、実は似ている点も少なくない。
二昔前までは、韓国のテレビ・映画が臆面もなく日本映画やドラマをパクリまくっていた。時代は変わった。
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