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安倍首相、最高? 安倍首相、サイコ! [Politics]

1年以上にわたるモリカケ追及、しかもその過程で公文書偽造という絶対に許されないはずの権力犯罪さえ明らかになったにもかかわらず、アベは辞めることなく国会を逃げ切り、秋の総裁選ではマスコミ報道によると圧勝の勢いだという。国会終盤での立憲民主党・枝野代表の2時間43分に及ぶ憲政史上に残る名演説も、それが真っ当すぎるほど的を射た的確で魂のこもった演説であればあるほど、馬の耳に念仏、それがアベの耳に届かないもどかしさに、逆に空しさを覚えたのは私だけだろうか。
先の豪雨災害時のどんちゃん騒ぎや、その後の広島・長崎の被爆者への冷淡な態度、翁長沖縄県知事の死去への冒涜的な無視等々の報道やそれへの批判の声を聞いても、どうせアベには全く届かないと思うと、無力感に苛まれ、諦念に沈む人々も少なくなかろう。

サイコパスという言葉
そんな中で、最近、私の心をあるひとつの単語が捉え、これまでのもやもやを吹き飛ばし、ストンと腑に落ちるものがあった。それはサイコパスという言葉だ。
サイコパスという言葉はよく犯罪心理学で用いられ、凶悪な連続殺人犯などをイメージさせる単語なので、例えば半年ほど前にトランプはサイコパスだというニュースが流れたときも、「だったらアベも間違いなくそうだ」ぐらいに聞き流していたのだが、今回、少しこの言葉の意味を調べてみたら、サイコパスにも「犯罪的サイコパス」と「成功したサイコパス」があるそうで、後者には政治家としてヒットラーやトランプのような独裁傾向の強い者がいる。そして、ネットを検索してみると、すでに戦争法を強行採決した頃から、一部ではアベ=サイコ説が唱えられていたようだ。
カナダの犯罪心理学者ロバート・D・ヘアによると、サイコパスを「良心が異常に欠如している」「他者に冷淡で共感しない」「慢性的に平然と嘘をつく」「行動に対する責任が全く取れない」「罪悪感が皆無」「自尊心が過大で自己中心的」「口が達者で表面は魅力的」と定義しているが、政治に関心があり、この間、アベ政治を詳しく見てきた人なら、すべての項目がアベシンゾウに当てはまることが分かろう。アベの顔を見ると吐き気がするという人にとっては、表面的にせよ彼が「魅力的」というのは解せないかもしれないが、アベを直接知る人たちによると、アベは人受けがよく人好きのする性格だと異口同音に言う。例のスシ友たちも、アベに脅されておべっかを使っているのではなく、本当にそういうアベの人柄に惚れ込んで、アベ礼賛の発言を繰り返したり、忖度した報道をしているのかもしれない。
一方、政治に無関心で、NHK的に編集された国会答弁やアベが一方的に喋るインタビューなどでしかアベを知らない多くの国民も、そうしたアベの表面的な話術に騙されて、「安倍首相は頼りになる」「安倍首相しかいない」と思い込んでいるのかもしれない。

2つの局面で負けてきた反アベ勢力
反アベ勢力はこの間、大きく2度にわたってアベに負け続けてきた。最初は特定秘密保護法から始まって、戦争法、共謀罪に至る政策論争で、アベの強硬姿勢に押しつぶされてきた。各論では世論調査でどれも国民の過半数がそれらに反対したが、結局選挙でアベが勝ってきたということは、アベの打ち出す政策の真の危険性に理解が及ばず、それを自分たちの生活に結びつけて考えることができず、結局「安倍首相に代わる人がいない」「野党が頼りない」という印象操作に勝てなかったということだ。
そこに持ち上がった森友事件、加計事件だったが、韓国の例を持ち出すまでもなく、まともな民主主義国ならどちらか一つだけでも内閣が完全に吹っ飛んでいただろうに、それを隠蔽するために公文書の偽造という法治国家にあってはならない権力犯罪まで行っていたことが発覚したのだから、普通なら内閣が吹っ飛ぶどころか、政権与党は下野して少なくとも数年間は政権復帰が不可能となるところだろうが、マスコミの忖度・弱腰報道も手伝って、モリカケすらアベは乗り切ろうとしている。
「自民党」総裁選に出馬を表明した石破茂氏は、「①謙虚で正直で国民の思いに近い政治②透明・公平・公正な政治、行政③課題に正面から挑み決断する政治、の3点を「取り戻す」」と訴えた。本来なら政策論争こそたたかわせるべきだろうが、あえて政治のイロハに立ち返り、政治家としての倫理性を訴えたかたちだ。
要するに、モリカケを経て、この国の政治はまともに政策論争をたたかわせられる状況どころか、政治のイロハを問い返さなければならないほど、アベ政治によってメチャメチャに破壊され、荒廃してしまったということだ。国会で野党が首相を追及しても、その場逃れの「ご飯論法」で論点をずらし、ウソにウソを重ねる答弁を繰り返す。倫理も論理もへったくれもない。まともに相手をすればするほど、野党議員は徒労感を強くしていることだろう。
そんなめちゃくちゃな首相は、憲政史上、かつてひとりもいなかった。時に強行採決という民主主義のルールにもとり与野党の信頼関係を損なうようなことをすることがあっても、最低限の政治倫理は守られてきたし、野党の追及に時の首相はそれなりに真摯に答えてきた。そして、閣僚にスキャンダルが発覚すれば、結局は辞任や罷免に追い込まれ、政権全体を揺るがすような不祥事では、内閣が総辞職してきた。そうして、かろうじて議会制民主主義のルールは守られてきた。

最後に残された反アベ勢力の叫ぶべきスローガン
それを根本から破壊してきたのがアベシンゾウだ。そして、それがアベにできるのは、アベの「良心が異常に欠如している」からであり、「慢性的に平然と嘘をつく」ことができるからであり、「罪悪感が皆無」であり、職員が自殺しようが、被災者が大変な状況にあろうが「他者に冷淡で共感しない」し、「私や妻が関係していれば首相も議員も辞める」と言いながら屁理屈をつけて前言を修正するように「行動に対する責任が全く取れない」からである。
そのような者には、首相どころか国会議員もさせてはならない。政治家には主義主張以前に、他者、とりわけ社会的弱者への熱い共感が必要であり、その行動に責任が伴わなければならないし、ウソをつかず、良心に従って行動しなければならないからだ。
モリカケでも動かすことができなかった国民を動かすには、もはやこのことを国民に広く知らしめる以外にない。
王様は裸だ!
ではなく、
安倍首相はサイコパスだ!
と。




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