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神経障害性疼痛治療薬は向精神薬と同じ [Anti-psychotropic drugs]

皆さんも下のような「神経の痛み」のCMを見たことがあると思う。そして、何となく嫌な感じを抱いている人もいるだろう。私もそのひとりで、気になって詳しく調べてみた。


これも、1年ほど前にシオノギとイーライリリーの「うつの痛み」キャンペーンで問題になった「啓発CM」の一種で、ちょっと注意して見れば分かるように、広告主はファイザーエーザイだ。武田鉄矢「お医者さんへ行きましょう。まず相談してみよう。詳しくは「神経の痛み」で検索」と言っているので、「神経の痛み」でネットを検索してみると、前々回のブログで紹介したADHDの場合と似たようなHPが現れる。そこの「痛みの治療法」の中の「薬物療法」をクリックすると、何種類かの薬が紹介されているが、そのうち神経障害性疼痛治療薬は「国内外のガイドラインでは、神経の痛み(神経障害性疼痛)の治療に最初に用いる薬剤として推奨されています。」と書かれている。その薬のひとつであるリリカ(プレガバリン)こそ、ファイザーが製造販売しエーザイが販売提携している薬なのだ。

ririka.jpg

その説明図を見ると、向精神薬の説明で見慣れたシナプスの図が描かれている。日本では神経障害性疼痛の治療薬として承認されているが、浜六郎氏によると、EUでは抗てんかん薬や抗不安薬としても用いられる薬で、神経障害性疼痛の治療薬としては第二選択薬剤との位置づけだそうだ。
そして、浜氏によると、リリカはベンゾジアゼピンと同じ作用をするという。めまい、傾眠、意識消失等の副作用のほかに、離脱症状が指摘されているのだ。
戸田克広著『抗不安薬による常用量依存』にはリリカによってベンゾの長期使用を中止できた報告例が載っているが、それもそのはずだ。ベンゾジアゼピンを同じ作用をする別の薬に置き換えただけなのだから。
さらに問題なのは、上のHPにも鎮痛補助薬として紹介されているのが、抗うつ薬(SSRI、SNRI)、抗てんかん薬(ベンゾジアゼピン)。それらの向精神薬も痛みやそこからくる不安の緩和作用があるとして広く使用されているのだ。ベンゾに関していえば、精神科・診療内科以外に、まず睡眠薬・睡眠導入剤として内科・婦人科等広範な医療現場で用いられているばかりか、慢性の痛みの治療薬として整形外科・神経科等様々な科で用いられている。実際私も、ある慢性の痛みの治療を受けた際、第一選択薬が思うような効果を発揮しなかった時、医師からSSRIやベンゾを勧められたので、厳しくたしなめた経験がある。精神科・心療内科の医師は大部分向精神薬の危険性を認識しながら処方する「確信犯」とするなら、他科の医師は無知(不作為)に基づいて犯罪に加担しているようなものだ。
したがって、「お医者さんへ行きましょう。まず相談してみよう。詳しくは「神経の痛み」で検索」することは、慢性の痛みの解決になるどころか、向精神薬依存症への道を切り開くことになるかもしれないのだ。

ちなみにこのCMに出演している武田鉄矢だが、金八先生が終わってからは、「原発はトイレのないマンションのようなもの。だから、もんじゅが必要なんです」とか、最近では「原発再稼働阻止なら1日6時間、テレビ放送やめる覚悟を」などととんちんかんな発言を繰り返し、金八先生の面汚しをしている。母親がいたらきっとこうしかりつけるところだろう。
コラ、鉄矢!なんばしようとかいなこの子は。近所の人からなんば噂さてようかしっとうとか。武田んバカ息子は原子力ムラに欺されて、やれもんじゅが必要たい、やれ原発再稼働やめるならテレビ放送やめろと、原子力ムラのバカ息子、バカ息子って、噂されよっとう。そのうえ、医療ムラのワルにも欺されて、変なCMまで出よろうが、ほんなこと、母ちゃん情けなか。ほんなこと、はらん立つ!



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