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[社説]日本「哨戒機映像公開」指示した安倍の戦略(ハンギョレ) [Politics]

日本の海上自衛隊哨戒機に韓国の軍艦が射撃統制レーダーを稼動したという主張に関連して、日本政府が28日、関連映像を公開した。軍の活動が含まれる映像を公開し韓国を圧迫すること自体が信頼を損なうものであるが、映像公開が安倍晋三首相の直接の指示によるものだというから驚きを禁じ得ない。いったい安倍首相は韓 -日関係をどこまで悪化させるつもりなのか聞きたい。国内の政治的利益のために近隣諸国との外交問題を活用する態度をすぐやめるのが道理にかなっている。
去る20日、韓国の駆逐艦である広開土大王艦が東海(日本海)で日本の哨戒機に攻撃信号と見なしうる射撃統制レーダーを稼動したという問題に関しては、韓 -日軍事当局の説明が食い違っている。しかし、内容がどうであれ、双方の誤解またはミスから始まったものであることが、当時の状況を見れば明らかであると思われる。当時、広開土大王艦は、遭難した北朝鮮船舶を救助中であり、敵ではなく日本の自衛隊哨戒機に射撃統制レーダーを稼動するいかなる理由もなかった旨、韓国軍は明らかにした。もし日本の哨戒機が攻撃信号を検出したのならば、いかなる過程を経てそうなったのか、双方の軍事当局がじっくり事実関係を確かめて確認すればいいことであろう。すでに27日に、韓日国防当局間では実務者会議が開かれ、「レーダー問題」の解消を図っている最中であった。
ところが、実務協議のまさに翌日、突然、日本の哨戒機が撮影した映像編集本を公開し韓国の公式謝罪を要求したのは、紛争を意図的に大きくするという意図にしか思われない。そのうえ、防衛省の反対にもかかわらず安倍首相が映像公開を主張したというから、支持率が落ちている彼が政治的地位のために韓日間の問題を利用しているのではないかという疑問さえ生じる。ただでさえ、両国の間には過去の歴史をめぐる問題と不信が山積している。このように、日常の懸案さえ政治的に利用し始めたら、今後、韓日関係はどうなるのか断言しにくい。
日本の植民地支配から始まった反人間的行動に対する謝罪と賠償問題は、韓日両国が時間を持って、政府だけでなく、市民社会陣営で幅広く議論しつつ解決策を見つけなければならない。この作業が難しいからといって、他の問題と結びつけることは望ましくない。安倍首相と日本の防衛当局は、過激かつ一方的な行動を自制するよう願う。

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