SSブログ

17年飼ったカメを引き取ってもらいました [Photograph]

うちには17年間飼ってきたミシシッピアカミミガメの雄の亀吉がいました。子どもが小学生の時、ホームセンターでタダで配っていたのをもらってきたのが始まりでした。子どもの掌ほどの子ガメで、1匹じゃかわいそうだとほかのホームセンターで買い足したものの、最初にもらった奴は1年ほどで突然死し、また買い足しました。当時、ホームセンターで無料でミドリガメを配る行為に批判が集まり、そのようなことはじきになくなりました。私は別にカメや爬虫類が好きなわけではないので、あの時、子どもがもらってこなかったら、カメを飼うことはなかっただろうと思います。
2匹のカメはそれぞれオスとメスで、メスはオスの2倍ほどの大きさに育ちましたが、そちらのお亀の方は私が岡山に単身住むようになる前年に脱走し、行方不明になってしまいました。意図したものではないとはいえ、結果的に生態系に悪影響を与えることになりました(そのまま近くの用水路まで辿り着いて生き延びたならの話ですが)。

2.jpg

ここ3年、夏が苦手な私は、北海道に緊急避難するようになりました。2年間、亀吉を連れてきましたが、連れて来る方も大変なら、カメ自身はもっと大変。ミシシッピアカミミガメというのは大変な繁殖力で生命力が強い半面、とても神経質な生き物で、輸送中のストレスはもちろん、環境が変わると10日くらい絶食することも珍しくありません。特に昨年は、引っ越しとも重なり、夏のいちばん食欲のある時期に、十分な栄養が取れなかったこととストレスから、水カビ病に罹ってしまいました。
私は、もう限界だなと思いました。これから先、順調に生きていけば、恐らく亀吉は私より長生きすることでしょう。それに、ミシシッピアカミミガメは近いうちに特定外来生物に指定されるという話もあります。そうすると、届け出て、以降、誰にも譲渡することもできず一生面倒をみるか、さもなくば殺処分する以外になくなります。
調べてみると、伊豆半島の下田の近くの川津に、iZooという爬虫類専門の動物園があり、爬虫類の引き取りを行っていることが分かりました。しかも、昨年にはクラウドファンディングで募った募金をもとに、25メートルのミシシッピアカミミガメ専用のプールができたそうです。そこなら、亀吉を安心して預けられそうです。
今年も北海道避暑を行うに先立ち、私は最後の亀吉とのフライトを行い、東京で2泊して中日に1日かけてiZooに行ってきました。あいにくカメのプールは工事が入っていて見られませんでしたが、他の動物たちを見学して帰ってきました。
亀吉の新生活に幸あれ!

1.jpg

3.jpg

人なつこいゾウガメ

5.jpg

4.jpg

6.jpg

7.jpg

8.jpg


nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。