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音楽配信サービスで広がるJAZZの世界 [Jazz]

Jazzについてこのブログで書くのは実に2年ぶりだ。この間、ここで取り上げるだけの音楽に出会えなかった。
ところが、去年末、Apple Musicを使うようになって、Jazzの世界が一気に広がった。以前、Amazonプライムのお試しをして、1ヶ月間音楽配信を受けたが、少なくともJazzに関してはあまりにお粗末な品揃えで、ダウンロードして聴いたアルバムは1つだけだった。なので、3,000万曲といわれるApple Musicも、最初はあまり期待していなかった。ただ、3ヶ月間無料で聴けるので、どんなものか試してみようという気持ちから始めてみた。しかし、結果は予想を大いに裏切るものだった。
ことJazzに関しては、私がこの間CDで好んで聴いてきたミュージシャンの曲はほぼフォローされている。そして、毎週数枚ずつニューアルバムがアップされるので、自分が今まで接したことのなかったミュージシャンもいろいろ聴くことができる。
Jazzに関して、従来情報源はネットショップやジャズ雑誌で、ネット上では一部試聴できるものもあるが、いいかなと思ってCDを買ってみると裏切られることも少なくなかった。以前はFMのジャズ番組も聴いていたが、ラジオを聴かなくなって久しい。
つまり、新しい生のジャズの情報源が限られているため、最新のJazzに出会うことがなかなかなかった。ところが音楽配信サービスは、それを可能にしてくれた。
私は、3ヶ月の無料期間が過ぎても、月額980円を払って契約を続けることにした。980円なら年間1万ちょっと、CDのニューディスクを3~4枚買うだけの値段で、Jazzを幅広くいくらでも聴くことができ、気に入ったアルバムはダウンロードしていつでもどこででも繰り返し聴けるのだ。

最初にはまったのは、彼女が中学生の頃、YouTubeで聴いて凄いと思ったドラマーの川口千里。オルガニストの大高清美とのユニット「キヨセン」のアルバムも含めて早速ダウンロードしてじっくり聴き、彼女の才能に改めて感心させられた。こんなドラミングはビリー・コブハム以外に聴いたことがない!
海外の比較的新しいミュージシャンにも何人か出会えた。まず、ドラマーのジョナサン・ルンドバーグ。ドラム自体よりも、洗練されたサウンドが気に入った。
そして、今いちばんはまっているのがトランペットのクリスチャン・スコット。マイルス以降のジャズトランペットの新しい方向性を示しているように思える。
そのほかにも、若い頃、FMのライブ番組をテープに録音して何度も聴いていた高瀬アキが、その後ドイツに移り住み、数々の賞を取るなど現地で今も活躍していることを知った。往年と違い、その後フリーの方向へ進んだようだが、新譜で聴いたアルバムはサックスとのデュオで、気迫満点で、けっこう気に入っている方だ。
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私はこの10数年、仕事をしながらJazzを聴いてきたが、それは手持ちのCDを繰り返し聴き返すだけで、ライブラリーは徐々に増えるものの、きわめて保守的な営為であった。それがApple Musicを聴き始めてからは、ほぼ毎日、iPadで1日中曲を流している。今使っているiPadAir2はステレオサウンドの音質もよく、机やテーブルの上に置くとそれがスピーカーになって音質がさらに迫力を増すので、わざわざスピーカーにつなぐことはしていない。
日本は電子書籍の普及が遅れているので、本は未だ紙で読むことの方が多いのが実情だが、今度引っ越すときには、手持ちのCD数百枚は大部分処分するつもりでいる。

遂に上原ひろみを超えた!―桑原あい「LOVE THEME」 [Jazz]

天才ジャズミュージシャンには3つのタイプがある。第一はチャーリー・パーカーやクリフォード・ブラウン、さらにはジョン・コルトレーンのように、今が盛りの桜のごとくパッと花開いてパッと散ってしまうタイプ。次は帝王マイルス・デイビスのような永続革命家タイプ。最後はチック・コリアのように、変わることはないがいくつもの抽斗(表現方法)を持っていて聴く者を飽きさせない職人技タイプ。
12年前に上原ひろみが登場した時は、もの凄い新星が登場したと驚き、これからどんなに変わっていくのか楽しみに思ったものだ。しかし、彼女は一向に変わらない。頑ななまでにひとつのスタイルにこだわり続けている。熱狂的なファンは満足だろうが、私など10年もするとさすがに飽きてくる。

zaP2_G1992573W.jpg2012年にこのブログでデビュー作を取り上げた桑原あいがカバーアルバムを出すといい、そのデモビデオを聴いたら凄そうなので、ほぼ2年ぶりにニューディスクを買ってしまった。そして、それ以来1週間、数え切れないくらい聴いてしまった。ニューディスクにこれほどはまるのは、12年前の山中千尋の「When October Goes」以来だ。
カバーといっても、原曲をすべて知っているわけではないが、初期の山中千尋のように原曲が分からないほど凝ったアレンジをしているわけではないものの、どの曲も聴かせてくれる。とくに、Grandfather's Waltzのバッハを思わせるフーガのアルコベースとの掛け合いは秀逸!
デビューアルバムでも指摘したが、ベース重視はこのアルバムでも変わらない。特に今回はprojectのパートナーといっていい 森田悠介(el-b) だけでなく、ウッドベースの須川崇志を加えているが、こちらも聴かせてくれる。どっかから変なオッサン連中を引っ張ってくるのではなく、若くて気の合った、そしてこれがいちばん重要なことだが、才能ある仲間たちで奏でるprojectならではの音が楽しめる。
それにしてもtrio projectの過去の作品とは大きく異なるコンセプトに、ある疑問を抱いて過去の作品も聴いてみたのだが、意外と違いがない。つまり、これは桑原あいというジャズミュージシャンがすでに自己のスタイルを確立しているということなのだろう。この作品で、新たな抽斗を得たということか?
日本のジャズ界は一時バークリー音楽院を主席で卒業することが一流の証―みたいな風潮があったが、最近は寺久保エレナといい桑原あいといい、国内で立派にグローバルスタンダードが育ってきている。日本が今世界にいちばん誇れるものといったら、ひょっとしてJazzかもしれない。

佳作3作品 [Jazz]

上京したついでに、渋谷と並んで大型店舗の新宿TSUTAYAに寄ってJAZZのCDをまとめ借りしてきたが、中に輝く作品が3つあった。いずれも輸入盤でMcCOY TYNERの1970年作"EXTENTION"と、JAN GARBAREK GROUPの1978年作"PHOTO WITH..."BRIAN BROMBERGの1991年作"IT'S ABOUT TIME"だ。調べてみたら、JANの作品を除いて日本でも発売されていた。

McCOY.jpgMcCOY TYNERの"EXTENTION"は、コルトレーンの死後、70年代に自身のスタイルを確立して絶頂期を迎えるマッコイの先駆け的作品で、アリス・コルトレーン(ハープ)、ウエイン・ショーター、ゲイリーバーツ、ロン・カーター、エルビン・ジョーンズという錚々たるメンバーがサポートしている。ここを出発点として、2年後にサハラで開花するマッコイの変化を知る上で、極めて貴重な作品だ。

PHOTO WITH.jpgJAN GARBAREK GROUPの"PHOTO WITH..."は、80年代以降、JAZZの枠にとらわれない北欧フォークロア的音楽へはまっていく前のヤン・ガルバレクの、名作WITCHI-TAI-TO(1973年)的音楽観の中に80年代的音楽観の萌芽を読み取ることができる作品だ。RETURN TO FOREVER第2期の初期に参加していたビル・コナーズのECM的な音が聴けるのも面白い。

BRIAN.jpg最後のマルチベーシストBRIAN BROMBERGの"IT'S ABOUT TIME"は彼の初期の頃の作品。フレディー・ハバードが参加しており、ブロンバーグがアコースティックベースを弾きまくるジャジーな作品で圧倒される。

山中千尋の原点回帰-Molto Cantabile [Jazz]

最近は懐具合が寒くて、JAZZ CDを買うのは年に1枚がいいところだ。その他はTSUTAYAでレンタルしている。1年ぶりに上京したついでに、数千枚もJAZZ CDを置いている渋谷のTSUTAYAに寄って、10枚ほど借りてきた。
CHIHIRO.jpgその中でいちばん気に入ったのが、山中千尋の「Molto Cantabile」だ。彼女は来月には新作「Somethin' Blue」を出すので、ほぼ1年遅れだ。
1曲目の「前奏曲作品40の1 (8つの演奏会用エチュードから)」」を聴いた瞬間、何故か10年以上前の彼女の第2作「When October Goes」を聴いたときのことを思い出した。私はそのアルバムを何度聴いたか分からないほど繰り返し聴いた。そして、山中千尋のファンになった。
彼女は2005年、澤野工房から名門VERVEへ移籍した。その頃から、彼女の音に微妙な変化が生じた。それまでの彼女の魅力のひとつは、原曲を思いつけないほど徹底してアレンジし尽くす技法にあったのだが、VERVEの意向なのか、それ以降、彼女のアレンジは単純化された。
来月発売される新作「Somethin' Blue」はトリオではなく、初めてホーンセクションの入ったセクステット編成の演奏になるそうだ。私は4年も前に、次作にこのような編成を期待したのだが、それがやっと実現するのだ。
だからなのか、「Molto Cantabile」を聴くと、彼女のトリオ演奏の集大成というような意気込みを感じる。そして、VERVE移籍10年近くにして、ようやく100パーセント思い通りのアルバムをつくれたのではないのか? ここには澤野工房時代の自由奔放なアレンジメントの才能がクラシックの名曲に遺憾なく発揮されている。そして、アップテンポの曲の連続で、彼女の演奏テクニックも100パーセント全開、パワフルに弾きまくる。
ファンとしてはたまらない展開だ。そして最後のハーモニカを用いた哀愁溢れる「即興曲第15番《エディット・ピアフを讃えて》」のバラードな演奏がまた泣かせる! そして、フェイドアウトが何ともいえない余韻を残す。
けだし、傑作である。

職人芸=匠の技を極めたチック・コリアのTHE VIGIL [Jazz]

真の天才アーチストは常に自己との妥協なきたたかいを続け、革新を求め続ける。ジャズ界の帝王=マイルス・デイビスはその典型であり、彼の音楽は死ぬまで変化し続けた。コルトレーンもしかり。そして、その天才の重圧に耐えきれなかった者は、チャーリー・パーカークリフォード・ブラウンのように夭逝した。
マイルスなきジャズ界の頂点に君臨し続けているのはチック・コリアであるといってもいいであろう。しかし、彼はマイルスやトレーンのような天才ではなかった。彼の音楽は1970年代のRTFから基本的に変化していない。しかし、彼はアコースティックサウンドとエレクトリックサウンドでそれぞれ独自の境地を切り拓き、その芸を極め続けてきた。いってみれば彼の音楽は職人芸=匠の技だ。
THE VIGIL.jpg彼はここ数年、RTFの再結成や様々なデュオ活動など技を磨き極める活動に精力的に取り組んできたが、THE VIGILという作品は久しぶりに若手の気鋭を集めたオリジナルバンドの新作だ。ここで彼は今までの彼の2つの範疇、アコースティックサウンドとエレクトリックサウンドを見事に融合させることに成功させた。彼の演奏は両者の間を自由に行き交い、聴く者に違和感を覚えさせない。
しかし、私が最も気に入った曲は、6番目のPledge for Peaceだ。これだけはメンバーにbの盟友、スタンリー・クラーク、tsにコルトレーンの次男、ラヴィ・コルトレーンを迎えているのだが、この曲だけをいきなり聞かされたら、70年代後半のマッコイ・タイナーエルビン・ジョーンズロン・カーターに天からトレーンが降臨したかと思われる力強い演奏が17分半も繰り広げられる。圧巻だ。ラヴィをゲストに迎えたのでこういう演奏になったのだろうが、チック・コリアの意図は謎だ。
その点も含めて、刺激的な1枚だ。

刮目すべきはベースの森田悠介-桑原あいトリオ・プロジェクト [Jazz]

4535926004567.jpg弱冠20歳のピアニスト、桑原あい。ミシェル・ペトルチアーニ、エスビョルン・スヴェンソン、そして上原ひろみを彷彿とさせながらも、瑞々しい感性と確かなテクニックに裏づけされたアグレッシヴで独創的な世界を表現。また全て桑原が書き下ろすオリジナル楽曲は、自由で情緒的、時にはアヴァンギャルドな、今までのジャズ・ピアノ・トリオの枠には収まらない楽曲が並ぶ。共同プロデューサーとして名を連ねるベーシストの森田悠介は、エレキ・ベースのイマジネーション豊かに超絶テクニックで縦横無尽に弾き倒す!
というコピーを見、デモを聴いて「なるほど」と期待を抱きながらも、どうしても連想してしまったのは森田真奈美。デビュー作のColorsでHiromiの後継者か!?と期待したものの、次作でがっかりさせられ、さらには報道ステーションのオープニングテーマI amのパクリ疑惑(http://www.dailymotion.com/video/x9dwed_yyy-yyyyy-pv_fun)で完全に興味を失った。
それでも桑原あいなる新人のデビュー作(from here to there)は一聴に価すると思ってタワレコに予約しておいたのだが、やっと昨日届いた。そして何度か聴いてみたが、期待したほどの感動は来なかった。しかし、確かに20歳にしてはなかなかの才能。ピアノテクニックだけでなく、コンポジション、アレンジメントの実力もなかなか。思ったほどHiromi的でないことが、かえってオリジナリティを感じさせる。(思えばManami Moritaの1stアルバムに欺されたのも、それがあまりにHiromi的だった故かもしれない。)
しかし、それだけだったら私はわざわざこのブログのJazzカテゴリーで取り上げない。ここで取り上げるのは、原則として私が魂を揺さぶられるほど感動した作品である。じゃ、何に感動したかというと、彼女のコ・プロデューサーであるエレクトリックベース担当の森田悠介(24歳)のベーステクニックにである。寡聞にして、私は彼ほどのテクニシャンを日本人エレベプレーヤーに知らない。全曲にわたり彼の果たしている役割が大きい。「引き立て役」としての範疇をはみ出している。
だから私は、桑原あい個人というよりも、「桑原あいトリオ・プロジェクト」という、実質的に桑原あいと森田悠介からなるこのコンボに、今後も注目していきたい。

ベースでジミヘンを弾く! [Jazz]

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日曜日に姪の結婚式で東京に出たついでに、CDの半額レンタルクーポンが来ていたので、久しぶりにTSUTAYAの西五反田店に行って何枚か借りてきた(この店はJAZZのCDがどこよりも豊富!)。そのうちの1枚がブライアン・ブロンバーグのプレイズ・ジミ・ヘンドリックスというアルバム。2年以上前の作品だが、当時JAZZ専門誌の新譜レビューで読んだのを覚えていた。
ブライアン・ブロンバーグという50過ぎの中年ベーシストのアルバムを聴くのも初めてだし、ジミヘンは高校時代に見たウッドストックの映画での「星条旗よ永遠なれ」の演奏が強烈に脳裡に焼き付いているとはいえ、彼の死後輸入盤のLPを1枚買って聴いただけに過ぎない。でも、聴いた瞬間、はまってしまった。ベースとドラムのデュオとのことだが、多重録音なのは理解できるものの、どう聞いてもギターの音としか聞こえない強烈な音が全編に流れている。不審に思って解説を読むと、ベースにディストーションをかけるとこういう音が出るとかで、彼の得意技のひとつだそうだ。
まあ、ガンガンのロックだけれど、ブライアン・ブロンバーグはあらゆる種類のベースをいとも簡単に弾きこなしていて舌を巻く。こんな凄いベーシストを今まで知らなかったとは……

リー・コニッツ参加のECM2枚★★★★★ [Jazz]


がいい。バードランドでのスタンダードナンバーのライブ盤。ブラッド・メルドーを除いて超ベテランたちによるいぶし銀の演奏だ。それにしてもメルドーは、パット・メセニーとの共演にしろ、共演ないしはサイドマンとして参加するアルバムではいい演奏を聴かせてくれるのに、私的にはリーダーアルバムが好きになれないのは何故か?
ところで、同時購入したケニー・ホイーラーの15年前の録音

もいい。偶然、こちらにもリー・コニッツが参加していて、いいアルトサックスを聴かせてくれる。こちらは全曲ケニー・ホイーラーのオリジナルで、ドラムレスの変則編成だが、どちらもECMらしいセンスあふれる名演だ。
★★★★★

期待裏切られたManami MoritaのFOR YOU [Jazz]

インディーズ・デビュー曲で「デビューアルバムでこれほど魅了させるのは、ただ者でない」と期待を抱かせたManami Moritaの第2作を発売早々さっそく聴いてみた。
そしてガッカリさせられた。前作と同じメンバーにパーカッションを加え、基本的に同じコンセプトで制作された本作であるが、何かが違う!?
何度も聴き、そして2つの作品を聴き比べてみた。デビュー作には最初の"My little Blue Sweetie"や名曲"My Favorite Things"など印象的な曲をちりばめ、全体に強弱、陰と陽のバランスがうまくとれて、斬新なピアノプレイと相まって新鮮な驚きを与えてくれたが、本作はそれらを前提として「プラスα」を当然期待させただけに、どうしても拍子抜けの感がぬぐえない。たとえは悪いが、"Return to Forever"の次に"Light as a Feather"を聴いた時の落胆にも似て……。(だが、天才チック・コリアはそこに名曲"Spain"を入れることを忘れなかった!)
前作と比べても全体として単調だし、2作を続けて聴けば一続きのManami Worldとして聴けるのだが、2つを切り離せば明らかに本作は前作に劣る。わけても致命的なのは、カーペンターズの名曲"Yesterday Once More"のカバーがなんとも凡庸でアレンジともいえないコピーに終わっていること。前作の"My Favorite Things"が上原ひろみの"Beyond Standard"でのそれと比肩しうるほどオリジナリティにあふれていたのと比べて、見る影もない。
私の見立てが間違っていなければ、彼女はいつかは皆をうならせる名曲を発表してくれるだろうし、メジャーデビューも果たしてくれるだろう。だがそれはまだまだ先のことのようで、そこへ至るには厳しい修行を積まねばならないようだ。

もうひとつのForever [Jazz]

FOREVERといえば、もよかった。前作"Runnin' Wild"でセクステット編成を試みた彼女であったが、私はこのアルバム、好きになれなかった。
再びトリオに戻った本作は、叙情的でメロディアスな作品を並べ、澤野工房時代の原点に立ち返った作品といえよう。当時からの千尋ファンとしては嬉しい一品である。
だから、これはこれとして十分に楽しめるのだが、問題は今後、原点からさらにどう飛躍を遂げていくかだ。来年デビュー10周年を迎える彼女が、次作でどんな変身を遂げるか? そこに、単なる「世界的に活躍する一日本人女性ジャズピアニスト」を超えた存在になれるかどうか、真価が問われているといっても過言ではないだろう。

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