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原発爆発・放射能ばらまきという巨大犯罪でストックホルム症候群に陥った日本人 [No Nukes]

例えばある晩、あなたの家に強盗が押し入ったとする。犯人は凶器を突きつけ、動くな、自分の言うとおりにしていれば安全だ、と言う。その時、あなたはどう行動するだろうか? 真っ先に考えるのは逃げることだろう。犯人の隙を見て逃げ出す方法を考えるだろう。もし犯人があなたの体を拘束して自由を奪っても、あなたはどうにかその拘束を解こうと試み、犯人を欺く策を必死に考えるだろう。あるいは、自力での脱出が不可能と判断すれば、助けを求める方法を考えるだろう。
ところが、犯人が家に籠城し、拘束が長期化すると、時として被害者は、逃げることを諦めるどころか、思考停止の果てに犯人に感情移入し、犯人の思いのままに操られることがあるという。被害者は、そうすることだけが、自分が助かる唯一の道であると思い、犯人は絶対自分を殺したり傷つけたりしないと信じ込む。時には、外から被害者を助けようとする人に対して、敵意をむき出しにして威嚇することさえあるという。
3.11以降、原発事故の被害者、いや、多くの日本人が、このストックホルム症候群に陥っているのではないだろうか? この場合の犯人とは、東電・政府・御用学者・財界等からなる原子力マフィアである。
3.11以前、私を含むこの国の99%の国民は、「原子力の安全神話」という緩いマインドコントロールのもとにおかれ、原発爆発後もそれが人々から的確・正常な判断力を奪う作用を果たした。私も当初、政府の大本営発表を鵜呑みにし、「たいしたことはあるまい」と高を括っていた。そんな私が3月16日に埼玉から関西へ一時避難できたのも、ひとえに「1%」に属する姪がいたからだった。
だが、当時私の家がもう少し爆心地に近いか、子どもが高校生ではなく小学生くらいだったら、もっと機敏に動き、早い時期に西日本なり海外へ移住していたと思う。
あれから3年以上、私は情報収集に努め、多くの本を読んだ。だから、犯人たちの言うことはすべて嘘だと言える。(すでに2013年4月、斉藤和義は「ずっとウソだったんだぜ」と言っているではないか!)
だが多くの人々は、いまだに犯人の言うことを信じ切り、逃げ出そうとすればいつでも逃げることができるのに、家から出ようともしない。犯人の嘘を暴く証拠は、その気になればいくらでも入手し、判断材料があるのに、いまだに犯人が垂れ流す情報にすがって自ら判断することを放棄している。殺さない、傷つけないという何の保証もない犯人の言葉を信じ、実際に傷つき死んでいく人がいても、それはその人自身の責任か、運が悪かったと思い込もうとしている。そればかりか、外から必死に助けようとしている人々に向かって、敵意をむき出しにして、ほっといてくれ、私は自分の意思でここにいるのだと叫んでいる。
おまけに、本来犯罪者を指弾すべきマスコミは、あろうことか犯人の言い分のみを一方的に垂れ流している。
犯罪者にとってこれほど都合のいい人質、これほど狼藉の限りを尽くせる国はほかにないだろう。
人々よ、目覚めよ! あなたはいつでも逃げることができる。その結果失うかもしれないものは、後からいくらでも犯人に償わせることができる。だが、今逃げなければ、あなたはかけがえのない、代替のきかない大切なものを失うかもしれないのだ。

DAYS JAPAN.jpg

犯人の嘘を暴く証拠はいくらでもある。(「DAYS JAPAN」6月号)

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