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理研・笹井芳樹の自殺―規制せよ!合法ドラッグ=向精神薬 [Anti-psychotropic drugs]

理研CDBの笹井芳樹副センター長が自殺したが、産経新聞の報道では、「理研の同僚によると、笹井氏はSTAP細胞の論文不正問題が発覚した後、心療内科を受診。最近は薬の副作用ではっきり会話することが難しかったという」ことだ。
自殺の原因は小保方晴子氏をめぐる一連のSTAP細胞疑惑にあったとはいえ、これは佐世保女子高生殺人事件の加害少女にとって、母親の死後の一連の出来事において向精神薬(とりわけSSRI)が殺人への最後の起爆剤として作用したであろうように、向精神薬(とりわけSSRI)が自殺へ最後の引き金を引いた可能性が強い。
全国自死遺族連絡会の調査によると、自殺者の7割は精神科を受診していた。精神科受診率はそのまま向精神薬服用率を表している。
各製薬会社が提供してる「医療用医薬品の添付文書」(http://www.info.pmda.go.jp/psearch/html/menu_tenpu_base.html)の副作用情報にも、SSRI系の抗うつ薬には「不安、焦燥、興奮、パニック発作、不眠、易刺激性、敵意、攻撃性衝動性、アカシジア/精神運動不穏、軽躁、躁病等があらわれることが報告されている。また、因果関係は明らかではないが、これらの症状・行動を来した症例において、基礎疾患の悪化又は自殺念慮自殺企図他害行為が報告されている。」とはっきり記述されている。
実際私の知る人の中にも、最初は軽いうつや自律神経失調程度の症状で精神科や心療内科を受診したものの、多剤大量処方のせいで症状が悪化して、自殺を企図した経験のある人が複数いる。笹井氏も「薬の副作用ではっきり会話することが難しかった」というからには、かなり強い薬を複数服用させられていた可能性が極めて高い。心療内科を受診して向精神薬を服用していなければ、防げた自殺かもしれないのである。
このような危険な向精神薬をほとんど規制らしい規制もなしに精神科医や心療内科医の手に委ねられている現状に対して、厚労省は直ちに規制強化に乗り出すべきである。合法ドラッグ=向精神薬こそ「危険ドラッグ」である。

〈関連〉
厚生労働省は精神安定剤や睡眠薬等(=ベンゾジアゼピン系薬剤)の1ヶ月以上の継続投与を禁止する行政措置を![右斜め下]

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